RVトレーナーズ・ファイルVol.1 【2024ルーキー・ 大西晴人トレーナー】
2024.5.31
大西晴人(OHNISHI HARUTO)トレーナー・プロフィール
◆経歴
相洋高校野球部
帝京平成大学柔道整復学科卒
◆資格
柔道整復師、JSPO-AT
◆スポーツ
野球・空手
◆趣味
運動・筋トレ・ゴルフ・お笑い(鑑賞)
子供のころから空手・野球をやっていました。特にプロ野球を夢見るほど真剣に取り組んでいましたが怪我でその道を断念。スポーツトレーナーとして経験を積んで、自分のように怪我で好きなスポーツを続けられなくなる人が1人でも減らせることが将来の目標です。
※以下インタビュー記事で熱い想いを語ってくれています♪
大西晴人トレーナーインタビュー「(株)ルートヴィガー入社のきっかけについて」
(株)ルートヴィガー・マーケティング担当Mが大西トレーナーがトレーナーを目指すきっかけやその想い、実際スポーツトレーナーとして現場で働いてみて今何を思うのかを聞いてみました。
M:先ずはスポーツトレーナーとして(株)ルートヴィガー入社に至るまでのきっかけや経緯をお伺いします。
大西トレーナー:はい。自分は幼少の頃から空手と野球をやっており、特に野球は、プロ野球を夢見るほど真剣に取り組んでいたのですが、ずっと怪我が多くて。高校野球最後の夏も、怪我をしている状態で試合に出なくてはなりませんでした。でも、トレーナーの方や、接骨院の先生に助けてもらいながら何とか最後まで高校野球をやり遂げることが出来ました。本当は、高校卒業後も野球を続けていきたかったのですが、怪我の影響で続けることを断念しなくはならなくなりました。その時、怪我が多かった自分の高校野球生活を支えてくれたスポーツトレーナーという仕事に憧れを持つようになり、と同時に、自分のように怪我で野球を諦めなくてはならない人を1人でも減らしたい、救いたいという想いでこのスポーツトレーナーという職業を目指しました。相洋高校野球部のコンディショニングサポートを担当してくださったのが、(株)ルートヴィガーで、そのご縁で就職活動の際、見学をさせて頂きました。スタッフの皆さんの細かな気遣いや元気の良さがいいなあと思ったことと、プロ野球の選手が来ているのを目の当たりにしてすごいなと思い(株)ルートヴィガーに入りたいなと思いました。
大西晴人トレーナーインタビュー「怪我に苦しんだ野球部時代から憧れのスポーツトレーナーへ」
M:プロ野球選手を夢見るほど真剣に取り組んでいたのに、高校野球部時代は怪我に悩まされていたというお話ですが、具体的にはどんな怪我をされていたんですか?
大西トレーナー:はい。怪我の一番大きな原因になったのは、右肩の脱臼で3回位脱臼して手術もしたんですけど、再び脱臼してしまって・・まともにボールを投げれない状態で・・
M:聞くだけでもとても大きな怪我だった事が伝わります。その状態でよく夏の大会出られましたね。
大西トレーナー:そうですね。広い球場だとボールを投げれないので試合には出れなくて。なので狭い球場で、守備ではなく打つ方で試合に出るという形で何とかやり遂げることが出来ました。
M:ご自身の怪我の実体験からスポーツトレーナーを目指す事になったとの事ですが、今、スポーツトレーナーになって2ヵ月が経ちました。スポーツトレーナーが憧れだった頃と、今実際にスポーツトレーナーと名乗る立場になってみて、自分の中で小さな変化、大きな変化、何かありましたか?
大西トレーナー:自分は有難い事に高校野球の現場に週3回位行かせてもらっています。グランドに行くと、入社1か月とか2ヵ月とか関係なく選手は「ここが痛いです」とか頼ってくれて。で、そこで「いや、1か月だから出来ないよ」じゃなくて、見せかけでもいいから自信を持った表情で選手と接して、でもわからないことは正直に「わからない」と言って先輩方に教えてもらいながら、助けてもらいながら、今できているところはあります。そんな中で、選手に頼られて、アドバイスをして、それを選手が実際やってくれているところを見ると、「スポーツトレーナー目指して良かったな」と思います。でも、まだまだ自分の技術も知識も足りないところがあって、選手を良くしきれていないのも事実で、もっともっと頑張らなきゃいけないなぁと思います。
あと、一度試合中に選手の顔にボールが当たって血が出た事があって。そういう時にすぐに選手の元へ行って、迅速に対処するのがトレーナーとして安全管理する上で大切だと学びました。そういう時に慌てないで対処できるように経験や準備がこれから必要だなと思いました。
大西晴人トレーナーインタビュー「自身のスポーツ経験を生かしたスポーツトレーナーに」
M:すごく色々な方面から自分自身の事や周りの事を客観視できていて驚かされます。また、謙虚でありながら新人である事に甘えないというか、経験や知識が足りないなりに自信を持って現場に対応するとか。大西トレーナーのそういう姿勢は、どこから来るのでしょうか。野球をやっていたことがベースにあるのでしょうか。
大西トレーナー:できているかどうかわからないですけど(笑)。空手も野球も礼儀とか大事にしているスポーツだと思うのでそこから学んだ事は多いと思います。自分が野球をやってきたチームの指導者の方が人間教育というか、ちゃんとした挨拶とか大事にされている方々だったので、中学も高校もそうだったんですけど、やっぱり野球を通じてそういうことを学べたというのは大きいかなと思います。
M:スポーツトレーナーという仕事は礼儀とか人間力が求められる職業だと思うので、今のところは、自分に合った道を選べてると言えそうですね。
大西トレーナー:そうですね。あとひとつ、学生時代とギャップがあったなと思ったのは、お金というか、そういうのが無いと成り立たないというか。店舗に戻った時は、売上とかも考えなくてはならない事を学校に通っているだけではわからなかったことで。例えば学生時代は、怪我した人がずっと通ってくるという事は完治していないという事だから良くないと思っていましたが、実際生活していると怪我だけじゃなく、色々な疲れもたまるだろうし。店舗では、患者様が元気でいてもらうために、次回来てもらう工夫をするという事が学生時代に思っていたことと、実際お店で働いてみて大きな違いだなって思いました。
M:最後に自分は将来どんなスポーツトレーナーになりたいか聞かせてください。
大西トレーナー:やはり自分のように、怪我で好きなスポーツを諦めてしまう人を1人でも減らしたいです。チャンスがあればプロ野球の球団トレーナーにもなってみたいですね。ただ、球団につくことが凄い事なのかと言われると、やはり色んなタイミングとか繋がりとかあると思うので。ただプロ野球選手を相手する位のレベルというか。ちゃんとプロ野球選手に対しても出来るし、高校野球の選手に対しても出来るし、そういうしっかりとしたレベルの高いトレーナーを目指したいです。
<インタビュー後記>
怪我で苦しんだ自身の選手時代が土台にあることもあり、スポーツトレーナーとして強くブレない想いがあるように感じました。客観的に物事を考えて、それを言語化できる大西トレーナーが次世代トレーナーとして大きく飛躍する日が楽しみです。 マーケティングMより