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次世代スポーツトレーナ&治療家の為の「ST未来プロジェクト」

2023.3.28

ST未来プロジェクトについて

(株)ルートヴィガー代表深澤英之トレーナーが、「現場で即戦力となる人材を育てる」ことを目指して活動を始めたのが「ST(スポーツトレーナー)未来プロジェクト」です。
そのプロジェクトの一環として、国家資格取得を目指している専門学校生が在学中にスポーツまたは治療の現場で行われている処置や手技を学び、国家資格取得と同時に「現場で即戦力になる」人材へと育成する実践型セミナーを定期的に行っています。

スポーツ鍼灸に関するセミナー@湘南医療福祉専門学校

今回ルートヴィガーのマーケティング担当Mが同行させて頂いたのは、東保土ヶ谷にある湘南医療福祉専門学校で行われたセミナーです。東洋療法科の1~2年生を中心とした20名の在校生と入学を控えている4名の新入生が参加していました。※昨年1年間深澤先生の「ST未来プロジェクトセミナー」を受けてくれた3年生数名も参加してくれました😊

4月に社会人デビューを控えている手際の良い3年生👍

東洋医学に基づく東洋鍼灸とスポーツ医学(西洋医学に近い)に基づくスポーツ鍼灸との違いを部位別の症例を想定しながら指導する形でセミナーは進められました。
基本は同じでも考え方とかアプローチの仕方に違いがあるようです。
東洋医学に基づいた鍼灸は経絡・経穴を使って打っていきますが、スポーツ鍼灸では、筋肉の走行、腱とかじん帯の走行・付着部を第一に考えて鍼灸を施すそうです。

なるほど。そんな違いがあるんですね。鍼灸、奥が深い🤔

問診・視診・触診→仮説を立てることの重要性について

 今回は、参加者が1~2年生、新入生が中心の為、鍼灸の基礎を学ぶ構成になっているセミナーでした。東洋鍼灸もスポーツ鍼灸も、問診、視診、触診から入り、「なぜこの症状や痛みが出ているのか」を考えて、自分なりの仮説を立ててみることがとても重要というお話から始まりました。

右側に腰痛ががある患者さんがいた場合、先ずは問診の中で患者さんの生活スタイルや環境を聞き出し、原因を紐解くことから始めてみる。
例えば→普段から右腰に負担のかかる生活をしている→どのような問題があってそのような姿勢になってしまったのかを考える→問題点としては腰に痛みが出ているけれど足に問題があるのではないか。など自分なりの仮説を立ててみる。するとどこをアプローチしたら腰の痛みが改善するのかが見えてくるので治療方針が立て易いとのことです。

問診・視診・触診→エビデンスに基づいて仮説を立てる→治療プログラムを組む

自分が患者の立場になったときは、治療前の問診・視診・触診をしっかり行ってくれる鍼灸師の先生を選ぼうと思いました。患者側にもとても勉強になります👌

※急性期なのか慢性期なのか回復期なのかの見極めも大事だそうですよ😉

早速実践です。ペアでお互いの体の状況を問診・視診・触診をしながら体の状況を評価していきます。

思わぬことを指摘されて驚いている人、やっぱり・・と心当たりのある人。反応は様々でしたが皆さんとても真剣に取り組んでいました。

とにかく実践!

 正味2時間という短い時間でしたが、深澤先生のセミナーの印象は、先ずは自分で考えて鍼を打つ!時間の許す限り鍼を打つ!と言うとことん実践にこだわった内容でした。

今回は「関節可動域の改善」がテーマです。
下記の症状に対して、問診・視診・触診を通して、先ずは自分で仮説を立てて鍼を打ち、その場で可動域を確認するという事を繰り返します。

症状:
首回り 寝違え
腰   腰痛(ぎっくり腰)
肩   腱板損傷     など

参加してくれた生徒さんの中には「自分で考えて、思い切り鍼を打たせてくれるのでとても勉強になりました。」と喜んだ様子の生徒さんもいらっしゃいました。

難しい箇所にも果敢に挑戦します。

スピードと正確性と美しさ

 深澤先生が、日本のプロ野球球団、メジャーリーグ、ルートヴィガーの治療の現場で得た知識や経験、そして何より技術を学生に伝えようとする熱い想いが伝わるとても良いセミナーでした。学生の皆さんは、是非一度、深澤先生のセミナーを受けてみてください。

最後に一つ。
深澤先生がスポーツ鍼灸でいつも心がけていることは
「スピード」と「正確性」と・・・「美しさ!」だそうです。

「美しさ」気になりますよね。その真意は次回、深澤先生のセミナーで😊

【深澤英之トレーナー「ST未来プロジェクト」セミナーについてのお問い合わせ】
担当:鈴木
e-mail: marketing@route-vigor.jp 

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Route Vigor

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